「『拙を守りて』って知ってる?
最近夏目漱石の『草枕』を読んでいて出てきたんだけどね」
そう口火を切ったのは、ジャーナリストの藤田正美さん。
@いけだ屋さん
さてさて、拙を守る、とは漱石が好んだ言葉であり、
終生持ち続けた生き方の基本で、
漢詩、陶淵明の詩に繋がるんだそう。
つまり漱石の『拙を守りて』とう1フレーズだけで、
漢詩に精通していることが分かるんだ、と藤田さん。
分かる人には分かる
そういう仕事をしなさい
編集の先輩として今回教えてもらった教訓です。
講演の同行で学校に伺う時、
校長先生や先生に会っただけで、
生徒達の雰囲気までが分かるようになりましたが、
ここ数年の現場で鍛えられたのは皮膚感覚のようなもの。
分かるから
伝えるへ
伝えるだけでなく、
表現する
そういう領域はまだまだ試行錯誤中です。
