いま、「主体性」が企業で重要なキーワードとなっています。
講演・研修のお問い合わせも、さまざまテーマを掘り下げて課題を伺うと
社員の主体性や積極性が低く、そのためにチームワークや組織パフォーマンスに
問題が発生しているようです。
この「主体性」についての問題の特徴的なところは、
職位に関係なく起こっているということです。
若手・中堅社員においても、管理職においても同じ「主体性」に関する問題が起きており、
それぞれが企業のターニングポイントになっているのです。
では、その問題がどんな背景により起きているのかをもう少し詳しく見てみましょう。
さまざまな職位で問題視されている「主体性」のなさですが、
同じ問題点ではあるものの、問題が起きる背景や原因は、職位によって異なります。
分析してみると、1 若手・中堅社員 2 部課長 3 役員の職位で
背景と原因が大きく3つにわかれているようです。
まずは、若手や中堅社員の間で問題視されている「主体性」について。
この層については、現状まさに目の前で起きている問題・課題といってよいでしょう。
組織では、社員ひとりひとりに目標が与えられ、
その目標を常にクリアし続けることが求められます。
そして完全ではないものの、一時期の成果主義制度を残し、
管理職のほとんどがプレイングマネージャーとなった組織では、
どうしても自分の目の前の目標だけを追い求めることに
集中せざるを得ない状況を生み出してしまいます。
自分の目標さえ達成できればそれでいい。
チームで働いていても、チームとして仕事を考えられない、
チーム全体を考えて、今自分に何ができるかということを
考え行動に移せないということが、
チームのパフォーマンスを高めていく上での問題になっています。
二つ目の部課長クラスでの「主体性」の問題は、
若手・中堅社員の問題が目の前に突き付けられた問題であるのとは違い、
これからの企業の発展に大きく関わる将来を見据えた際の問題といえます。
今後の企業は、事業を発展させていくにあたり、
ますます外部との連携が必要になり、クラウドソーシングを進める方向へ向かうでしょう。
その中で、企業に所属する社員は大手であっても
もっと自身の価値を高めていかなければ、
キャリア形成もままならないばかりか、居場所を失うことになります。
またそうした方向へ世の中が向かう中で、組織の業績を上げていくには、
部課長クラスが積極的に新規事業を見つけたり、
社内の別の部署・部門とのシナジー効果を高めていくことも
重要な動きのひとつといえるでしょう。
しかしながら、現状の部課長クラスの社員には、
そのポジションに任命されたことで満足し、
日々の仕事をこなすだけになっている社員も少なくありません。
また幹部に関しても、レベルの違いはあれど、同じことが言えるようです。
企業では、こうした「主体性」がこれからの組織に必要な人材を育てる
重要な要素と認識しさまざまなアプローチにより主体性の向上を促しているのです。
講演依頼.comでは、こうした時代背景に合わせた問題を解決できる
さまざまな講師をご紹介しています。
ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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