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人生とは。。。三十路なりたて編 No.5

<翌、水曜日>


この日も高い熱にうなされていたとともに時間が経過するにつれ、なぁ、なんと<唾液が飲み込めない>という状態になってきてしまいました。
<唾液が飲み込めない> という感覚をわかる方はあまりいないと思いますが、汚い話ですが飲み込めない状態で、唾液がでるとティッシュに吐き出すしかないんですが、これをやりつづけると今度は、次第に唾液が粘着性の高いものになり、口の中が渇いて水分が欲しくなるのですが、唾液も飲み込めない状態ですから水も飲めない。。。


せいぜい、うがいをするのが精一杯の状況でした。


そして、夜になると呼吸をするのも喉が痛くで困難な状態になってきたのです。
これには、さすがにビビリました。
呼吸が困難って、結構やばい状態です。
もちろん、この頃になるとまともに話ができる状態でもありませんでした。


うろう、るい、るしい の もだく三重苦状態の中、救急車を呼び根津にある日医大病院に運ばれました。


夜も19:00を過ぎていた頃かと思います。
医師が、応急処置で喉の腫れをとるために麻酔を喉の近辺に注射し、腫れている部分にメスを入れ、血を流すということをおこなうとともに痛み止めと解熱剤の注射をされました。
そして、病室に運び込まれ即入院です。
その後、数時間が経っても状態は何も変わりませんでした。


それどころか、よけいに喉の痛みはますばかりです。
意識も依然もうろうです。


この時僕は、老人1人がいる病室に2名でいたらしいのですが、テレビドラマによくある死を直前に向かえる人の医療機器(心電数?)が、ピッー (2,3秒間隔く) ピッー、ピッーと長い間聞こえていたのを記憶しています。


少々、スピチュアルな話になりますが僕はそれまで霊的な感覚はもとより幽体離脱という状態にも無縁な人だったのですが、この時初めて天井から自分が自分を見ているという体験をしました。
(夢だったのかもしれませんが。。。)
数秒、いや数十秒だったでしょうか?
この時はもう時間経過の認識がありませんでしたからさだかではないですが、ピッー (2,3秒間隔く) ピッー、ピッーという音とともに自分がぐったりしている自分を見ていました。


<翌、木曜日>


様態が、更に悪化急変です。
朝から のた打ち回る 喉の痛みです。


早急に耳鼻治療室に運びこまれ医師が喉を診ました。
結構、長く診てました。
すると、看護婦に何やら話し掛け1、2分すると4名ほどの医師が集まってくるやいなや、順番に僕の喉を診ては、

「ん〜。。。」
「初めて診るねぇ」
「なんだろうねぇー」


と、いう言葉が聞こえました。


僕は、まだ自身の状態を把握していませんでしたが なんと、、、


僕の喉右側は壊死(腐り溶ける)をし始めていたのです!?



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