渡邊さん(この時はまだ違う会社なので、それを基準にあえて渡邊さんと記述しています)
に会うのは、私が入院している際にお見舞いに来ていただいて以来なので約8ヶ月ぶりになりますが 実は学生時代からの付き合いで、学生当時9名で企画サークルを運営していまして、渡邊さんが代表私が催しの企画や構成などを考える担当で、当時は違う大学にもかかわらず最低でも週に4日は会っていたという仲でした。
当時は現在放映されている「バブルへGO!」という映画のバブル全盛期と同じ1990年。
(先日、「バブルへGO!」観たのですがかなり面白かったです。当時の時代風景が滑稽的によく描写されていつつも、バブル的行動を現代に煽るわけでもなく、むしろ「あの時代をアンチテーゼとして現代を考えよう」というようなメッセージが感じられる単なるコメディー映画ではない作品でした)
世の中全体が有頂天ながらも勢いがあった時代でした。
”やりたい!”と思う事が実現できる可能性の高い時代といってもいいかもしれません。
(世の中面白いものですが、世の中の状況が極度に高・低どちらかになるとそういう世の中になるもので、中途半端の状態だとやりたいことがなかなか実現できないといったケースが多いように見受けられます。守りに入るのでしょうか?人間は?)
私も、 ”同じ阿呆なら踊らにゃ〜損損” タイプなので渡邊さんと運営していたサークルでいろいろな事を企画して実行しました。
その分大学の勉強では学べない社会と人について良い経験と勉強をさせてもらいました。
ちなみに私の学生時代の専攻は、農獣医学部でしたので本当に別世界でした。
そんな間柄の二人ですが、大学卒業後は渡邊さんはマスコミ(新聞社)へ私はリクルート人材センター(現リクルートエージェント)へ入社し、それぞれの道をしばらく歩むわけですが、その後1995年に渡邊さんは若くして起業し、ペルソン&ペルソンエンターテインメント有限会社(現株式会社ペルソン)を設立し、いくつかの業態で会社を切り盛りしてきて会社設立5年を経て、とあることをキッカケにインターネットを活用した講演ビジネスを構想するのですが、この時会ったのはその インターネットを活用した講演ビジネス の相談でした。
マッチングビジネスという観点においては、人材紹介と同じ業務フローが当てはまるので渡邊さんの話を聞いてすぐにビジネスモデルは理解でき、仲介業の存在意義を身をもって知っているだけに充分なりたつビジネスだと思いました。
ただ、当時まったく同じビジネスモデルで競合が存在しないという状況で、どの程度のマーケットが存在するのかが少々未知数で、そこが一抹の不安材料でしたが、とても面白いビジネスだと思ったのと何よりも渡邊さん向きなビジネスだと思い、ビジネス成功に向けて私なりの意見を伝えたのでした。
これをお読みの方は、これを境に鈴木がペルソンにジョインしたのか?とお思いになるかと思いますが この時はまだ さにあらず で私は当時Webの制作とマーケティングに強い興味と関心を持っていまして、7月にリクルートエイブリック(現リクルートエージェント)を退職し、お互いが2年6ヵ月後の2003年1月から一緒に仕事をするであろうということは、当時お互いが想像だにすることもなく、私はWeb制作とマーケティングの仕事に従事し、渡邊さんは 「講演依頼.com」 の立ち上げに奔走していくのです。
