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人生とは。。。三十路中盤 No.21


寝ている間3つ程の奇妙な夢を繰り返し繰り返し見ていたのを今でも覚えています。
内容はサザンオールスターズの「勝手にシンドバット」のBGMが流れる中、何故か私が加藤茶のメガネステテコ姿でリアカーを引きながら酩酊状態で長い階段を登ると、いかりや長介の唇が厚い漫画顔の丸い扉があり、扉を開けると宇宙のような空間が広がっていて、階段から落ちそうで落ちない状態が数秒間あり、「だめだこりゃー」の声がした瞬間に階段から落ちると地球が爆発してしまう夢、次は病院内を浮遊して地下に行くと霊柩車と喪服の身内が立っている夢、すっかり骨折が完治していて海と砂浜の綺麗な海岸を走っている夢でした。
後日看護婦から聞いたのですが、気絶して10分くらい何かうわ言を言いながら半笑いでいたそうです。


そうこうしていると、緊急治療室みたいなところでベットの手すりに両腕を縛られ寝ている僕を看護婦や身内が顔を覗き込み僕は「水、水」というのですが、看護婦は「水は飲ませられない」と言ってその場からいなくなり、身内もいなくなるというような夢とも現実ともわからない絵図らを繰り返し見ました。


多少なりとも意識が回復したのは夕方4時半くらいだったでしょうか。
代表の渡邊と4月1日から入社した新メンバー2人がお見舞いに来てくれて、しっかりしなければとの思いで挨拶程度をしたのを覚えています。
その後はまだ意識がもうろうとしていて、翌日曜日もうつらうつらしていました。
月曜日にやっと正常に近い意識状態になり、医師から


「レントゲンをみると暴れたことで骨盤のつなぎ目が少しずれてしまっているので、もしかしたら一生松葉杖を使っての生活になるかもしれない」


と言われたのですが、言われた時は少々ショックでしたが元来私という人間は楽天家なんでしょう、”なるようにしかならない”という感じで、むしろ命が助かったことや頭を打たなくてよかったと思っていました。


”また、命拾いした” そんな思いでした。
ただ、考えてみれば30歳の時の病気、転落事故が36歳と6年周期でよからぬ事が身に降りかかるので、「2度あることは3度ある」にならないように本当に42歳の厄年は気をつけないとと思いつつ自分の人生の区切りを42歳でつけているのも奇妙なもんだなぁーと感慨深い思いでいました。


それから寝たきりの1ヶ月が始まるのでした。。。


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2007年5月 2日 15:33に投稿されたエントリーのページです。

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