ストレス予防に。。。〜コーピング(ストレスへの対処行動)〜 |
複雑化する社会、仕事、人間関係がもたらすストレスは、昨今企業業績にも影響を及ぼす経営課題になりつつあります。
弊社にもストレス・メンタルをテーマにした講演及び研修の依頼が年々増加しています。
そんな中、先日某大手システム会社のシステムエンジニア向けに日本におけるコーピング(ストレスへの対処行動)の第一人者・トレーナー 田中ウルヴェ京さん の研修をアテンドさせていただきました。
受講者はプロジェクトの中核層で部下を数名〜数十名もつ係長クラスでした。
日々の業務でストレスがたまりやすい環境にあり、業務に支障をきたさないよう自身でストレスを軽減できるスキルを身につけて欲しい、また部下のストレス軽減における指導ができるようになって欲しいとの背景での依頼実施でした。
研修受講人数は17名で、5〜6名のチームを3つつくり、講義、個人ワーク、グループワークを含め4時間半の構成です。
まずは、ストレスとは何ぞや?
コーピングとは何ぞや?
の講義から始めるのですが、その後ストレスには7つのパターンがあり、自身が7つのストレスのうちどれに当てはまるのか?を個人ワークして頂きます。
まずは、自覚症状を認知させることから始まります。
そして、それぞれのタイプに適した対処法の思考と行動の指針を示唆し、モデルケースを用いて実際にこんな時どうする?といった思考と行動を個人ワークし、グループにてディスカッションをします。
医療学的にいえば処方ですね。
そして、最後は研修を受講して「明日から何を意識して行動していくか?」というテーマで一人一人が決意表明をしていきます。
このシーンでは受講者のみなさん、前向きな発言が多くモチベーションUPにも繋がった感がありました。
ここでいつも思うのですが、複数名でおこなうディスカッション研修は、関わる人の思考や行動が把握でき、その後の人間関係においても大変参考になることが多く、仕事を円滑に進められる要素があるということです。
今回も自身のみならず、他の人のストレスタイプや対処における思考や行動が把握できるわけですからそれをお互いが知ってて仕事をする関係と知らないで仕事をする関係ではパフォーマンスに大きな違いが生じるなぁー と感じました。
今や誰もが抱え込むストレス。企業も避けては通れない問題です。
改善策の1つとして、コーピングを是非一度ご検討ください。
