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2008年2月 アーカイブ

2008年2月13日

Historyは、Story...

ここ1ヶ月、はまっている本があります。
井沢元彦さんの「逆説の日本史」です。
古代日本史、中世、戦国、近世と現在14冊出版されています。
今のペースだと幕末、明治、大正、昭和と20冊にはなるんじゃないでしょうか。


初めて1冊目を手にしたのは、6年程前かと思います。
当時すでに数冊出版されていたので、短期間でまとめて読みました。
その後は、出版されるごとに楽しみに読んでいたのですが11冊目からご無沙汰していました。


それが、ここ最近11冊、12冊、13冊、14冊を古本屋で見つけて、まとめ買えをし通勤時間、就寝前、土曜・日曜で、読みふけっています。
元来の歴史好きもあるのでしょうが、井沢さんの分析力、推察力、理論構築は仕事上でも大変勉強になります。
また、日本史を通史として書かれているので歴史上の出来事(結果)とその原因及び日本人の特性がよーく把握できます。


24歳のリクルート在籍時に仕事、プライベートで大変お世話になった取引先の社長に薦められ渡部昇一さんの「日本史からみた日本人」というこれも数冊で構成される大著をとても興味深く読んだのですが、「日本史からみた日本人」も通史としてしたためられていて、歴史上の出来事(結果)とその原因が把握でき日本人がもつ特性は、どのようにして形成されていたったのかということを学びました。
渡部昇一さんは、最も日本人に影響を与えた歴史上の人物を2名選出していました。
1人は、聖徳太子。もう1人は、織田信長です。
対極する両者ですが、、「日本史からみた日本人」と「逆説の日本史」を読むと なるほど!と思います。


歴史を学ぶということは、その存在の本質を把握するに格好のアプローチだと考えます。
仕事をしていてここ数年、コミュニケーションを課題にする企業・団体が増加していますが日本とは?日本人とは?というテーマで歴史を学ぶ事が、理解し合えるキャパを増やさせられる気がしている今日この頃です。
HistoryをStoryとして、学ぶと人間がひとまわりもふたまわりもいや何倍にも大きくなり、人生が豊かになります。
これは、間違えないでしょう!


2008年2月28日

”ご機嫌な職場”

13期も残り1ヶ月少々。4月から新しい期、14期を迎えます。
12期下半期の昨年1月〜2月にかけて3ヵ年戦略&事業計画を策定し、早1年。
3ヵ年の2年目になるのですが、3ヵ年の目標を達成させるとても大事な期だと思いながらここ数十日間14期の戦略&事業計画を作成しています。


11期〜13期にかけては、研修、教育・学校、販促・金融、環境、健康等のマーケット担当チームを確立し、それぞれのマーケットチームがミッションを持ちアクティブな仕事ができる状況・環境を作ってきました。
14期は、更にマーケットの専門性を高め講演主催者様・運営者様及び講師の先生方にとって、より価値ある存在になり、より多くの方々に支持される会社になり、社員一人一人がイキイキとハツラツと仕事に取り組めて、更に全メンバーが一体感を持って個人間、チーム間、グループ間、部門間、全社、お客様、そして社会に好影響をおよぼせるようになりたい!という絵図らをイメージしながら昨年1月〜2月に策定した3ヵ年戦略の人事(人材、組織、評価、)戦略、マーケティング戦略、営業戦略に更なるパワーとエネルギーを注入すべく案を煮詰めています。


が、煮詰めている途中でどーしても気になることがありました。
それは、、、


「マーケット毎の専門性をより高める、また評価としてマーケットチームやグループ軸を設けるということで、セクショナリズムが生まれるとは言わないまでも全社員の一体感や仲間意識が希薄していくのではないか。。。?20名の社員数なのにもかかわらず。。。??」


と、いうもので、こちらを立てればこちらが立たず的な感覚にさいなまれていました。


そんな折り、講演依頼.comエントリー講師の河合太介さんから2月初旬に頂いた著書 「不機嫌な職場」が妙に気になり、一昨日4時間で熟読しました。(2月は初旬から井沢元彦さんの「逆説の日本史 12、13、14」に没頭で、会社のデスク上に置きっぱなしにしてました。。。すいません、河合さん。)
ちなみに河合さんは、ケビン・D・ワンというペンネームで故・本田宗一郎さんをモデルにしたビジネス寓話「ニワトリを殺すな」という10万部超の著書を出版した方なのですが、この「不機嫌な職場」今の僕に心に染みるように入り込んできました。
不機嫌な状態・状況を作ってしまう人間、心理、行動、組織、会社、社会の原理原則がわかり、かつ「不機嫌な職場」にしないために会社は、組織は、人は、何をすべきかを具体的な事例を織り交ぜ構成されていまして、大変興味深く読ませて頂きました。
とても、参考になったのと日本式的マネジメントにはいい部分(もちろんそうでない部分もあると思っていますが。。。)が多分にあると改めて実感しました。


専門性を高めつつ、全社員がより一体感を持ち仲間意識が持てる ”ご機嫌な職場” を創り継続させていく構想が持てて来ました。
ただ、「築城3年落城1日」と言うように ”ご機嫌な職場”を創り継続させていくということは非常にデリケートで難しいことだと思います。
何かを1つ取り組めばいいというものではなく、情と理(時に利)のバランスを絶妙に複数の取り組みを時に果敢に、時に繊細にそして緻密に平行してやっていかなくてはならないので、かなりな挑戦です。


が、仲間を会社を自分を信じて日々実行あるのみです。


河合さん、ありがとうございました。


河合太介さん 講演依頼情報


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