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空地を見ながら現代を考えちゃいました。。。

最近、オフィスの対面にとても広い空地ができました。


私の席から振り返ると目に入る風景で、渋谷のこれだけ広い土地にどんな建物が建つのかワクワクしています。
そういえば、私が幼少から少年の頃は結構空地があったもので空地に家やビルが建っていく光景をよく目にしました。


「あれっ、ここの空地に何か建つんだ。どんなものが建つんだろう?」


と、何かワクワクしたもので、また建物が建っていくプロセスを見ては更にワクワクして、建ったものが、すごい建物だったら「すごいなぁー」と感動した少年時代の記憶が蘇ってきました。


そんな経験があるから、今も同じような気持ちになるのでしょうか?


私は昭和43年の生まれなので物心ついた頃には、もうすでに三種の神器といわれた家電製品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)は家にありましたが、7歳くらいの時にクーラー(昔のクーラーはコピー機くらいの大きさで、タンクに水を入れて冷風をおくるというようなものでした)が家にやってきた時は、えらく感動した記憶があります。
そういえば、小学校低学年の頃に家の最寄り駅にマクドナルドやファミレスができた時も妙にワクワクしたものです。


昭和40年代から50年代前半は、まだまだ今ほどに物が満ち溢れていた状態ではなく新しい物ができていく発展途上にあった成長時代で、物心ある少年には文明との遭遇でワクワク感や感動ができる環境が多くあったと思います。
昭和20年代半ばから30年代生まれの人たちは、私世代の何倍もの文明との遭遇があり、たくさん感動できる機会があったことでしょう。
そう考えると発展途上にある成長時代という状態は、かなり恵まれている環境だと思います。


ちなみに物心つく前から物に満ち溢れた環境で育ち、物心ついてからは当たり前のように物(しかも便利な)が存在するという成熟環境で育っている現代の子供達は、文明との遭遇における感動機会が減っているのでしょうか?


だとしたら考え物です。


発展途上の成長時代状態へ戻ることは、もうないでしょう。


成熟時代といわれる現代、次世代を担う子供たちが数多く感動する機会に満ち溢れているという文化を創りたいものです。


akichi.jpg


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2009年6月26日 16:48に投稿されたエントリーのページです。

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