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2009年11月 アーカイブ

2009年11月11日

人間力

11月。。。!!
去年はリーマンショックの影響を受け、まぁー厳しい月でしたが、今年は順調に多くの団体様から引き合いをいただいていまして(誠にありがとうございます。)、少しずつ景気の回復を感じています。


そんな中、研修マーケットにレビューしますと、ここ数カ月において大手企業さんを中心にリーダー層、マネージメント層に向けた研修、研修系講演のお話を多くいただく機会が増えています。


しかもテーマは概ね             「人間力(徳)」 


仕組み、テクニック、理屈的な側面だけでは、真に強固な組織・会社は創れないと考える社長が増えている証だと考えています。


素晴らしいことです! 


と、いうかこういう現象を知れると日本人はまだまだ世界に立ち向かえる!
いや!世界のリーダーになりえる可能性を多分に秘めている!!
と感じます。


やはり、日本って素晴らしい!!


ちなみに今日、お話した大手金融会社さんは「人間力向上」と「ブランド力向上」も現在及び今後の最重要課題においているとのことだったのですが、その会話の中で印象的だったのが


「ブランド力も行きつくところ人間力に帰結する」


でした。


今のご時世まさにその通りだと思います。
(マーケティング、ブランドをかじったことのある人は実感いただけると思います)


そして、私もリーダーのはしくれ。
はしくれなりにビジネスシーンにおける人間力を向上させるエッセンスを考えてみました。


1、健康、元気、陽気(明るい)、勇気
2、素直、謙虚、好奇心旺盛、感性が豊か、経験豊富、基本人好き
3、理念・哲学(高い志)
4、ビジョン確立
5、戦略策定(仕組みが作れる)
6、3・4・5のメンバー共有(メンバーの何人を自分と同じ温度に近づけられるか)
7、実現させる情熱・気概(けっしてさじを投げない)
8、有言実行、率先垂範
9、約束を守る
10、人を慮る、思いやる、優しさ
11、でも、厳しい(時として鬼になる)
12、先見性、視野が広い
13、情報収集力
14、知識のつなげ方、絶妙なアウトプット
15、智恵
16、数字に強い
17、世の中と原理原則(自然の摂理)をどれだけ知っているか
18、情と理(利)のバランス
19、全体ステージ(レイヤー)を上げることを根幹としている
20、聴く力と表現力
21、変化対応力・柔軟性
22、ある部分いい加減(適当)
23、我慢できる(忍耐力)
24、判断力、決断力
25、決心・覚悟(腹くくれてるか)


と、あげればまだまだ。。。一生をかけて磨くものですね。


日々、精進です。


2009年11月30日

井沢元彦さん!!

11月24日(火)長野県主催の講演会において、講師である井沢元彦さんに初同行(弊社初依頼)してきました。
井沢さんと言えば、超ベストセラー「逆説の日本史」で有名ですが私も10年程前にこの本と出合い1巻から16巻まですべてを読ませていただいています。
(そうです、私 井沢さんのファンです。)


もともと歴史好きな私ですから「逆説の日本史」は、相当にはまっています。 


どこにはまっているか? と、いうと


1.弥生・古墳時代から始まり今現在、江戸時代中期まで描かれていて、通史として学べる。
(恐らく昭和20年の戦前くらいまで続くのでは)


2.井沢さんの史観がとても斬新かつ衝撃的(と、いうか内容においては驚愕!)で、しかも納得感がある。
→その史観は、数学的とでもいうか仮説と検証及び結果と原因のひも解き方が素晴らしくみごとに論理的。


3.人間・組織・社会というものがどういう力学で、創られ動いていくのかの本質がわかる(私は気がする)。


4.日本史でありながら日本とかかわりのある世界史も学べる。


5.世界における日本、日本人の特性がよーくわかる。


になります。


それと、講演当日に不思議というか嬉しいことがありました。
何か?と、いうと講演同行1週間程前に16巻(江戸名君編 水戸黄門と朱子学の謎)を読み始めたのですが、講演同行2日前に読み終わって


「この朱子学なるものの日本での題材となる始まり(対象)は、楠木正成・太平記にある。
井沢さんは、日本史を語る上で南北朝時代(太平記)を一つのターニングポイント(もっというと日本史の重大期)においているのではないか?」


と、思えてならず本棚から7巻(太平記と南北朝の謎)を取り出し読み始め当日も持参をし、行きの電車でも読んでいたところ。。。


井沢さんと長野駅で対面し、会場へ向かうタクシーで「私、逆説の日本史 大好きで」とお伝えしたところ、講演が始まる数分前に井沢さんからサイン入りで、な、な、なんと7巻をプレゼントしていただきました。


もちろん、「7巻 今、持ってて読んでます」なんて野暮なことはいいません。
喜んで、「ありがとうございます」といいました。


その時、思いましたね。(と、いうか確信しましたね)
井沢さんが7巻をプレゼントしてくれたのは、たまたまではないと。
僕が、思った「井沢さんは、日本史を語る上で南北朝時代(太平記)を一つのターニングポイント(もっというと日本史の重大期)においている」と。
(ちなみに井沢さんに、なぜ7巻を? なんて野暮なことは聞きません。
その事実が自分なりに真相をひも解く上で、自分に心地よいものであれば、あえて真相を知る行動をおこさなくても人生それでいい時もあるものです。それが自分にとって幸せだと感じられるのですからね。
知らなくていいものもあって、いい人生 ですかね。)


井沢さんという人は、メッセージのある人だと思いました。


そう思えた瞬間、また1巻から読みなおそうと思いました。
恐らく、以前読んだ吸収量とは倍の吸収(以前気がつかないことが気づけたり)があるのではないでしょうか。
幸いに年末年始とたっぷりと時間もありますから。
これも何か巡りあわせですね。
人生は、本当に面白いものです。


そうそう、肝心の講演ですが そんな井沢さんですからそれはもう主催者様から大絶賛でした。
「人権と歴史」をテーマとした主催からのリクエストでの講話だったのですが、キリストとユダヤ人から話しが始まるのですから。
キリストとユダヤ人から って、どんな内容か想像つきますか?
そこから始まる井沢さんのシナリオ構成力(発想力)、本当に驚きです。
知ってびっくり、衝撃!驚愕! サスペンスな90分でした。



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