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2010年2月 アーカイブ

2010年2月16日

企業のメンタルヘルス一巡か? 今はモチベーションUP

昨年秋以前は、メンタルヘルスやライフワークバランスといったテーマの講演や研修が多かったのですが、11月以降あたりからはほとんどお話しいただく事が無く、今年に入ってから現在は圧倒的にモチベーションUPテーマの相談が増えています。
(モチベーションUPは恒常的にニーズが高いのですが)


この仕事をしていると世の中のトレンドがよーくわかるもので、何故?この時期 モチベーションUPか?というと、実施時期が4月が圧倒的に多いというのがポイントなのですが、この時期は新入社員が入社、社員の異動、新しい期のスタートと社員の士気を鼓舞し高めていかなくてはならない時期ですからね。
ただ、モチベーションUPと一言でいってもいろいろな切り口・アプローチもあり、また企業は今やこれについては恒常的に計画的に取り組まないとなかなか成果に結び付かないと考えていますので、手を変え品を変えで実施していることと思います。


が、今やメンタルヘルスも企業の恒常的課題テーマと言っても過言ではないかと。
特に、日本人は諸外国の人と比較すると医学的にも相当にストレスを抱えやすい、ためやすい体質・性質のようですからね。
ちなみにこれは、現代に始まった事ではなく結構昔からのようです。(地理的環境によるものか?大和民族特有のDNA的なものか?耐え忍ぶを美徳とする思想・文化的なものか?) 


が、それがこうじて日本人はストレスを軽減させる習性(今となっては癒しの和文化ですね)
ひらたく言えばガス抜きを編み出したという力強さを持っているのですが。
鈴虫の鳴き声を鑑賞するなんてまさにストレスのガス抜きからおこった産物のようです。(外国人には雑音でしかないようですから)


風流ですねぇ


梅雨時か秋雨あたり(この時期は、少々憂鬱になりがちですからね)にメンタルヘルスをテーマとした講演・研修のお声掛けをいただける企業様が増えていくかと思いますが、もともとストレスを抱えやすい、ためやすい体質・性質なのですから企業は、恒常的にあの手この手で社員に生きることにそして仕事に前向きになれるよう風流なガス抜き方法を見出してもらえるような取り組みをしていかなくては ですね。
結果的には、モチベーションUPにもつながると思いますし。


メンタルヘルスとモチベーションUPは、Integrated(統合的)に考える必要がありますね。


2010年2月24日

「蠢」 と 「古代エジプト人の分数」で、やわらか脳 の必要性を実感

先週20日土曜日に母と妹家族で千葉の銚子方面へ向かう車の中で、何がきっかけか忘れましたが、母が 


「春の下に虫を2つ横に書いて(蠢)、何て読む?」


とクイズをだしてきました。


恥ずかしながら何て読むのか知らない私は、春の下に虫2つなので、やはり春の虫の名前だと瞬間的に思い込み、山をはっていろいろな春の虫の名前を言ったのですが、どれも


「ブー×、ブー×」


で、ほくそ笑む母は


「春先の虫ってどんな感じ?どんな状態?」 


と ヒントを出してきたのですが、そのヒントで私の脳(発想)は幼虫が成虫になる過程をイメージさせてしまい、更に虫関係の絵しかイメージできない深みにはまり、なかなか回答が言えないでいまして、とうとう母から


「うごめく よ」


と言われてしまいました。


言われてみれば 


「あぁー、そーねぇー、うごめく ねぇー」


なぁーんて感じで、平静を装っていたのですがが、内心は自分の想像力のなさ、思い込みから脱却できない堅い頭(やわらかくない脳)に少々の落ち込みと悔しさが混在して悶々としていました。


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そして話しは変わるのですが昨日23日、電車に乗っていまして学習塾が問題を出す広告で、


古代エジプト人は、分数を分子が1で分母が異なるいくつかの分数の和で表していました。
例えば2/5は1/5+1/5ではなく1/3+1/15というように。
(ただし、2/3だけは2/3とのこと。 なぜか...?)


と、いう文章を見かけ何故ゆえに古代エジプト人はこんな面倒な分数の表し方をしたのか?に興味が湧いて少々ネットで調べてみました。


そうすると、真相はわかっていないようなのですが、説というか憶測の範囲で以下の仮説を見つけました。


「エジプト人の数学は、恐らく土地の分割の必要性から生じたと思います。
ただし、彼らはその分割にも、神学を適用したと思います。
完全なる神の図形は「円」です。この円を半物ずつに分割していきます。
180度の内角を持つ半円は1/2です。
90度なら1/4、45度=1/8、22.5度なら1/16、11.25度なら1/32、5.625 度なら1/64(これらの総計に1/64を足すと1になります)。
これがホルスの目の分割として容積の単位となっているのはご存知の通りです。
白目は1/2、瞳は1/4・・・
ウジャト(完全なる一つの円)
=1/2+1/4+1/8+1/16+1/32+1/64  と考えていたから、


分数は分子1でないといけないと信じていたのでしょうね。 」


んーなるほど。
面白い仮説だなぁーと思いつつ 
が、"これは古代エジプト人の一つの思い込み現象にも相当するなぁ"
と、思った瞬間 ふと 蠢く の自身の思い込み状態を思い出しました。


古代エジプト人には、もしかしたらもっと深い意味か、この分数の表し方の方が現代数学よりも数学的に高度になれて、ピラミッドを作る際の計算式とかでも具合がいいものだったとかの背景があるかもしれないのですが、上記を読んでる範囲では、一つの思い込み状態だと思うんですよ。


私的には、私の 蠢=虫の名前だ! 的な 構図と同じような気がしまして。。。


で、何が言いたいかと言うと 信じる ことは大切なのですが、思い込み はいかんなぁと。(思い込みは、発想を制限させてしまいますからね。)
いろいろな発想がでてくる やわらか脳 が大事だなぁ と 思ったわけです。


まぁ、そんなことは誰でもそう思っていることですが。。。


肝心なのは、やわらか脳 になるためにはどうしたらいいか? と いうことですよね。


ちなみに凡人である私が考えるに、、、


やはり多くを経験し、多くを学び、多くの知識を蓄積し常にいろいろなことを想定し
考え(この訓練が豊富な知恵力になるかと)、行動していき、生理的に脳によいこと
(例えば、脳によい食事(まぐろの目玉等一部の魚に含まれるDHAは脳によい
と言われていますが、脳科学の権威である茂木健一郎さんが言うには「自身が懐かしくも美味しいと思える食べ物、カレーとかハンバーグとかが、脳によい」と言ってましたね。)を適切適度にとり、適度な運動、適度な悦楽、適度な時間の快眠)を日々していくことかと。


如月に
櫻がつぼみ
膨らませ
はな が蠢き
春を感じる


昨日から、花粉症で鼻がむずむず、目がかゆかゆで脳機能も低下している今日この頃です。



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