2008年8月下旬に2010年1月から「龍馬伝」というタイトルの大河ドラマが始まることを知ってから早19ヵ月。(2008年9月に「龍馬伝」への期待を綴っています)
「龍馬伝」がスタートしてから3ヵ月少々。
最初は、軟弱すぎる龍馬に少々不満でしたが観て行くうちに龍馬の"やさしさ"にフォーカスしていることに気づき、それからは進化し成長していく龍馬が楽しみで毎週心待ちにしている次第です。
また、映像も私が好きな映像(最新の映像技術のようです)を使用しており、かなりリアルに幕末当時だよなぁーと思える"さびれた"雰囲気をみごとに描写していてかなりイケてますね。
巷でも、かなり龍馬ブーム到来のようですから。
4月4日(日)から第二部ということで、龍馬が脱藩したところから物語は始まるのですが、龍馬は脱藩を期に相当人間が進化しています。
(ドラマの中でも、香川照之演じる弥太郎が「龍馬は今までとは違う別世界の人間になっていた」的なセリフがありました)
実際、そうだったのでしょう。
龍馬は、脱藩を期に相当に腹をくくったと思います。
坂本家はとり潰しにはなりませんでしたが、そのために兄の権平がかなりの金銭を使ったと言われていますし、また次姉の栄が罪をかぶって自害したという話(説)もありますから、龍馬はこの時に相当感慨深いものがあったことでしょう。
それが、人間を大きくさせたのかもしれません。
そして、龍馬の人生を劇的に飛躍させた勝麟太郎との出会いがこれからあるのですが、勝麟太郎との出会いを期に世に羽ばたいていく龍馬の今後の活躍が楽しみです。
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拝啓 坂本龍馬 様
私は、高校1年生の冬に「龍馬暗殺」という映画をテレビで観て龍馬さんに興味を持ちました。
(ただ、この時は龍馬さんというよりも龍馬役の原田芳雄さんが、あまりにもかっこよかったので、原田芳雄さんの龍馬さんに興味を持ったと言った方が正しいですが)
それから1週間後、当時めったに本屋になどいかない私は何かに導かれるようにたまたま本屋に立ち寄り、「竜馬がいく」を見かけ1巻を手にとり1時間程立ち読みし、全部読みたいと思い全8巻を購入(いつもだと財布には3千円程度しか入ってないのが、この時はたまたま1万円を持っていたという偶然。。。なのか。。。いや必然)し、あまりのおもしろさに授業中も読みあさり、3週間ほどで全8巻を読んでしまいました。
「こんな魅力的で素敵な人がいたんだ」と、感動しました。
龍馬さんに近づきたいと話し方も土佐弁をまね、靴もブーツを履いたものです。
(ちなみにこの25年間 今も、龍馬さんと同じブーツを履き続けています)
そして、高校2年の修学旅行では、四国4県を各クラス好きな県へ行ってよいということで、私はどうしても高知県へ行きたくクラスのみんなを説得して高知県へ行きました。
桂浜、龍馬銅像、高知城すべてが興奮と感激でした。
それからは、龍馬さんが私の生き方の軸になっています。
特に私が更に龍馬さんを好きになったのは、高知県坂本龍馬記念館に保管されている印藤聿宛の書簡で、「万物の時を得るをよろこび」という言葉(観念)です。
幕末というまだまだ身分制度が色濃い時代に"万物がこの世に生を授かり、生きているこの時を喜べる世の中を創りたい"という龍馬さんの観念に私はなんと龍馬さんは、愛に満ち溢れている人なんだと感動しました。
この観念は 私、人生の指針としています。
ちなみに「万物時喜」という言葉として私の座右の銘ともしています。
今思うと、16歳という多感な時期に龍馬さんと出会えた事は私の宝であり、なんと幸運な男なんだと思っています。
龍馬さん、私に生きる喜びを与えてくれてありがとうございます。
私も微力ながら、「万物の時を得るをよろこび」を実践していきますので、見守っておいてください。
鈴木勝彦 拝
