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お茶の子さいさい

今日、スタッフと歴史の話しをしていて江戸時代、戦国時代と時代時代によって価値観や生活習慣が違うことを話していたのですが、その中で江戸時代までは1日二食だったという話をしました。(厳密に言うと江戸時代中期くらいまでですかね、それ以降は三食という習慣が徐々に広まっていったらしいですが)


そこで、ふと私は「お茶の子さいさい(容易にできる、たやすいこと)」という言葉を思い出し、スタッフに


「何で、容易にできること、たやすいことを お茶の子さいさい って 言うのか?」


と、聞いたのですが意味はわかっても語源は知らなかったようで、説としては上記の1日二食に由来すると言うことを話しました。


「お茶の子とは茶に添えられる菓子のことを指すんだけど、当時1日二食の人達は、朝と夕の間にこ腹が減るわけよ。そこで、朝夕の間で茶を飲む時に添えられる茶菓子をペロッと(さいさい と)たやすく食べれちゃうことに由来するのよ」


スタッフ
「へぇーーー」


でも不思議なのは、この言葉 江戸時代初期から中期に江戸を中心に庶民から言われ始めたと記憶しているのですが、言葉と意味が一緒になってどう広まり一般化していったのでしょうか?
しかも現代は1日三食なのに今も使われています。
言葉の不思議ですね。
なんとなく、語呂的に響き的にかわいい感じだからでしょうか?


ちなみに話しは変わりますが、「なんとなく」って好意的(なんとなくいい感じ、なんとなく好き とか)に使用する(されると)と、とらえようによって 妙 ですよね。


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2010年8月25日 14:14に投稿されたエントリーのページです。

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