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2010年12月 アーカイブ

2010年12月17日

不動産の西高東低は人間の性質から かぁ? を考えるとある部分ビジネスの原点がみえてくる ような気がするぅ

先日 弊社関連会社アマ―イズ社長の山本さんと学生時代からの友人で現在イベント企画・運営をしている敏腕プロデューサー 社長 阿尻君と飲んだ時、住まいの話しになり山本さん、阿尻君の2人は渋谷を軸に西方面(世田谷区)で、私は東方面(墨田区)。
不動産価格やブランドを西高東低と聞くが何故か?


作為的に意図されてそういう現象、状況が作くられたのか?
それとも自然とそうなったのか?


突き詰めると恐らく 自然と だと思う。(ある段階から意図的にだと思いますが)


理由は以前、あるテレビで「人間は朝日に向かって行く性質がある」と聞いたことがあるのですが、恐らくそれかと。(ちなみに人の性質って、かなり自然的なことに含まれると思うんですよ。)


勘のいい人はピン!と来たかと思うのですが、要は 人間朝は東に行きたがる っーことで、ということは寝に帰る方向は逆の西なわけで、結果として西に住宅地が多くなり多くなっていくぶん人気が上がり、結果価格も上がるという論法かと。


で、とある昔 それなりに多くの人が行き来する とある地域において、人の流れがそういう流れにある予兆とトレンドになることに気づいたある人が、朝及び日中に人が集まる場所の逆方面にそのある人にとって具合のよい場所を意図的に富裕層が喜ぶ住宅地(街並み)へと開発し、ブランドになっていったのではないかと。
(僕の中では東京においては、大正時代初期頃からそういう事が始まったような気がするのですが。ちなみにある人の代表は、さしずめ渋沢栄一翁あたりで、場所は田園調布かと)


話しの前置きが長くなりましたが、上記から人間の性質を知ることはビジネスに繋がるっーことになるかと。
人間性質学ってあるんですかね?
生態学は学問として存在しますが、それとは違うし心理学や人間行動学に含まれるのですかね?


人間の性質や習性を多く知っている人か著書があれば出あいたいです。


そうそう、話しは変わりますが高杉晋作は散切り頭にした際「東行」という号にしてますが晋作は、人間朝日に向かう(=朝は東へ行きたがる)という人間の性質を知っていたのですかね?(まぁ、晋作は何も朝に限ってとは表現してないですけど)


生きてると疑問がつきません。


「西へ行く人を慕いて東行く我心をば神や知るらむ」(高杉晋作)



2010年12月28日

ターゲットのニーズとウォンツ、マーケットインとプロダクトアウト 成熟社会におけるマーケティング

2010年、今年もあと4日です。
1年を振り返ってみるとやはり2010年を1字で表した「暑」じゃないですが7月20日くらいから2ヶ月近く続いた猛暑酷暑が印象に残ります。


と、いうのも今年はよく海に行きました。


毎年1回かせいぜい2回。年によっては行かない夏もあるのにトータルで7回行きましたから。


結構行ったのには理由がありまして、すべて同じビーチなのですが、葉山にビーチは狭いのですが秋谷海岸という穴場がありまして、


近い(浅草から90分前後)、渋滞無、海岸沿いにある公営の駐車場代が無料(ただし、30台くらいしか駐車できないので、8:00には満車ですが)
ビーチに面した町並みがとてもとてもザ・日本の田舎風、ビーチは人でごったがえしていなく まばらで少ないくらい、バーベキューOK、海は湘南エリアの中ではとびっきり綺麗で透明度高し、磯遊び(小魚等が網で捕れる)ができるスポットがある等々いいことづくめ(ただし、気のきいた今風な海の家やビーチハウスは存在しません。昭和30年代を彷彿とさせる寂れた飲食店兼海の家があるだけです。ただ、海岸沿いに海の見えるイタリアンレストランがあるので、それなりにお洒落雰囲気は醸してます。そこはさすが湘南葉山、センスを感じます。)


で、3年前に知ったビーチなのですが、それから毎年1回か2回は行ってまして、今年はあの暑さでもあったのと今年初っ端に連れて行った友人がえらく気に入ってしまいその友人やら他の友達とやら時には1人で計7回も行ってしまったという訳です。


そこは、鎌倉由比ヶ浜海岸や江ノ島海岸とはまったく違いマーケティング要素ゼロな世界で、もっと言うと商売っ気がまるでありません。
それでいい、それがいい場所なんですよね。
が、それでも私みたいにリピートで東京近郊から毎年くる人がいて、近隣の人たちに愛されているところなのですから。


ただ、海岸沿い(R134)に存在するレストラン マーロウ(プリンで有名なお店)は常に混雑していますね。
海遊び途中や帰りにプリンを食べにくる人及びテイクアウトする人、海には寄らずマーロウのプリンだけを食べに来る人。
1つ700円からものによっては1000円するプリンを求めて。


私も秋谷海岸に行く回数と同じ数だけマーロウのプリンを店内で食べたり時にはテイクアウトしたりするのですが、店内を見回すとお客さんは20歳代、30歳代がほとんどです。
しかも女性が中心(女性同士、カップル、男女複数のグループ)で男性のみというのはほとんど目にした事がありません。
ターゲットが明確です。


そして、マーロウの売り(あくまでも私の推測ですが)はプリンの味と豊富な品ぞろえにあると思っています。
定番のカスタードプリンはもとよりテラミスプリンやらマンゴープリンやら変わったところでは洋ナシプリン(これって他では聞いたことも見たこともないですが美味です)と変わり種含め常に20種類程のプリンが陳列されています。
しかも季節ごとに内容が変わるようで恐らく年間で50種類以上のプリンを提供しているのではないかと。


20歳代、30歳代女性をマーケットインで捉え、真のニーズを把握し、ウォンツをみごとに想定し、プロダクトアウト的に商品化している例だと思っています。


発展途上、成長期かつまだ競合が無いもしくは少ないという状況においては供給サイドは顧客をそう区分することなく、わかりやすいニーズに応えられる単一の商品やサービスを大量に生産できる能力があれば商売になったわけですが、成熟社会ではマーケットを細分化し、細分したマーケットからターゲットを想定し、そのターゲットをマーケットインで研究調査し、抽象的なニーズを把握し、それに伴うウォンツを想定し、プロダクトアウト的に商品化し、価格付し、流通を整え、プロモーション・セールスしていかなければなりません。


複雑です。


ただ、それを実現できる可能性を高めてくれているだろうシステム(IT)環境がかなり高度化してきて、管理が徹底され様々な角度、アプローチでの情報収集がスピーディーにできる状況になってきていますが。
成熟社会においてマーケティングとシステムは表裏一体と言っていいでしょう。(システムの使いようですが)


が、システムがはじき出すデータや情報にも限界があって今まで売れていたものが明日以降も売れる絶対的保証は無いわけで、やはり最後は感性が大事だと思います。


お店でただうまい(まずい)と食べる人もいれば、この料理はどう作っているのかを考えながら食べる人もいれば、何故この店はこんなに人が入っているのか?(人気があるのか?)を考えながら食べる人もいれば、そして1つしかその予測を考えられない人もいれば、複数考えられる人もいれば、その考えがかなり的を射た人もいれば、残念な人もいれば、更には客単価や1日の客数を想定しこの店の売上や原価を想定し利益を考える人もいれば。。。視点は様々ですが


    そこで目にした(もっと言うと五感)事象において何が考えられるか 


そんな日々を生きているかどうかで感性に磨きがかかるか かからないかの違いが出てくると思います。


2011年は感性を磨き勘の鋭いビジネスパーソンになるべく頑張っていきたいと思います。



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