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2011年11月 アーカイブ

2011年11月10日

ユニークな視点

講演依頼.com 登録講師で 富田英太さん という店舗経営コンサルタントがおります。


講演の依頼も何度もさせて頂き、私も一度拝聴させていただいた事があるのですが着眼点や発想が、とてもユニークな方です。


そんな富田さんに定期的にメルマガを送っていただくのですが、本日送って頂いたメルマガで、富田さんの会社のスタッフ藤岡さんが書いた本のさわりが、とてもユニークだったので紹介させて頂きます。
(代表の富田さんがユニークですからスタッフもユニークになるものですね^^)


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こんにちは、店舗経営コンサルタントの藤岡です。


今回、『「ワンピース」はなぜ人の心をつかむのか』というタイトルで、ONE PIECEの事例を基に、組織や戦略について本を書かせていただきました。


今回の本は、下記のセクションに分けて「戦略」「組織構築」についてまとめました。


第0章 、なぜ経営にも「ONEPIECE」なのか
1.漫画『ONEPIECE』の魅力
2.一人ひとりが大きな目標を持とう
3.失敗を成功につなげるために
4.失敗しても悩みすぎない
5.アイデアより想いの強さが大切!
6.「組織」は「人」である


第1章 ルフィに学ぶリーダーの「あるべき姿」
1.どのようなチームを目指すのか
2.リーダーは「ビジョン」を示せ
3.成功と失敗の違いはどこで生まれるのか
4.リーダーは「決断」する勇気を持て
5.目標達成のために何が必要なのか
6.「志」と「情熱」が人を動かす


第2章 麦わら海賊団の「組織」と「戦略」
1.リーダーと戦略家の違い
2.弱者が強者に勝つ法
3.「思いつき」と「ひらめき」の違い
4.「トップダウン」と「ボトムアップ」
5.「時間」を味方にする
6.できないことは専門家に任せきる


第3章 仲間の力をこうして引き出せ
1.仲間一人ひとりの特長を把握しよう
2.責任と権限を与えよう
3.強みを活かし弱味を打ち消す
4.コミュニケーションはシンプルに
5.仲間と真剣に向き合おう


第4章 「信頼」が組織を強くする
1.まず目標達成に必要な仲間を集める
2.目標達成に必要な武器を揃える
3.組織に必要なルールを決める
4.仲間の信頼を得るためには?
5.「別れ」を前向きに受け止める


第5章 リーダーがやらなければならないこと
1.まず目標到達点を決めよう
2.優先順位を仲間全員で共有する
3.率先垂範こそリーダーの務め
4.足りない部分は補い合おう
5.弱さを認めるタフな心を持とう
6.今あるものに目を向けよう


第6章 チームワークとは何か
1.「チームワーク」は全員で築くもの
2.認め合い、任せ合い、助け合う関係
3.「気配り」と「目配り」と「心配り」
4.やりたいことを精一杯やれる環境をつくれ
5.比べるのは「他人」ではなく「自分」
6.成果を分かち合うことが絆を深める


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いかがですか?


かなり、ユニークな視点及びそそられる目次じゃないですか?
漫画が、人生・ビジネスのバイブルになることはよくあることですがかなりビジネス書的に仕上がっている感じがします。


ここ最近、ワンピースがかなり人気(それも大人にもかなり人気で、ワタミ会長の わたなべ美樹さんも絶賛していました)なのは、私も知っていたのですが読んだことがなく、上記の内容を拝見してワンピース及び『「ワンピース」はなぜ人の心をつかむのか』両方を読みたくなりました。


いろいろなものが、教材となり学びの対象となるものです。



2011年11月22日

大人の定義

長年、弊社と懇意にして頂いている講師で、木村政雄さん(元 吉本興業株式会社常務取締役、現 木村政雄の事務所代表兼フリープロデューサー)がいらっしゃいます。


その木村さんが編集長として月刊で発行している「5L(ファイブエル)」という雑誌がありまして、毎月木村さんがインタビューアーとして、文化人、芸能人、アスリート等にインタビューするコーナーがあるのですが、11号のインタビューで出演されていた内田 樹(うちだ たつる)さん(2009年に出版された「日本辺境論」が話題になった現在 神戸女学院大学名誉教授・武道家・思想家)が、言っていた「大人の定義」に共感したので、紹介させて頂きます。


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<木村>
内田先生の定義する大人とは、一体どういうものなのですか?


<内田>
汚れていたり、弱かったり、卑劣だったり、卑猥だったりーー


そういう部分をたくさん抱え込んでいて、それでも何とか折り合いをつけてやっている人たち。汚れていることを市民としての欠格であると思わない人たち、ということでしょうか。自分の中にある汚さや弱さを許せない人がいますよね。こういう人たちは、どうしても他人に対しても非寛容になる。結果的にそれは、外国人や障害者に対する差別、すべての人間はピュアで健全であるべきだという考え方に繋がっていきす。     


"こども"はそういう意味で危険な存在です。
大人というのは、集団からできるだけ脱落者や犠牲者が出ないように、力のあるものは力を出し、知恵のあるものは知恵を出して、気分よく共生するかたちをつくることができる人のことだと思います。


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私的に非常に納得、そう思えるコメントです。
(「いい事をうまく言う方だなぁー」と、久々に感銘を受けました)


特に「大人というのは、集団からできるだけ脱落者や犠牲者が出ないように、力のあるものは力を出し、知恵のあるものは知恵を出して、気分よく共生するかたちをつくる」というコメントは、相当奥が深いと思います。


なぜなら上記になることで、物質的にはあきらかに人間関係が平等じゃいられなくなるからです。
(そもそも平等というものは、人間の理想の世界観もしくは精神的な世界観のような気がしていて現実社会では、実在しないものだと僕は考えています。             
でもそこに何かわだかまりというか無常さを感じてしまうのですが、、、
それでも何とか折り合いをつけてますけど。。。)


では、どうすることが必要か? 


僕は、公平 と各々が思えるかたちも合わせてつくることが肝要だと思います。
(何か、内田さんがいっている「気分よく共生するかたち」とは、そういう事も含んでいるような気がしています。)


ただし、集団の人数が増えれば増える毎に公平の基準というか物差しを個々人とあわせることが、どんどん困難になりますね。
誰もが満足できる公平というものを作るってかなり至難の業だと思います。
なので、時としてこっちにあっちに折り合いをつけていかざるえない状況が発生する側面もあるかと思います。
あと、公平の仕組みって永遠ではないので時代の変化とともに変化させないといけないものだと思っています。


話は飛びますが、その辺りは徳川家康の人間社会及び国の仕組み作り(これにおいては、やはり徳川家康という人は天才、偉大ですね。古今東西、天下泰平な世の中を270年も継続できた仕組みを構築した人は家康以外存在しないのではないかと思います)と、それをひっくり返した幕末の志士の思想感を知れば、わかるかと思います。


祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ


感慨深いです。。。


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