夏の入道雲を見ると、なぜか小学生時代によくやった
蝉取りを思い出す。
場所は近所だった靖国神社と北の丸公園だ。捕まえ損ねて
額にしょんべんを飛ばされたことが、記憶の中に鮮明に焼きついて
いる。
なぜ入道雲を見て優先的に思い出される記憶が蝉取りなのか、私の脳と記憶の
関係からその理由を導き出せるものなら、一度診断でもしてもらいたいものだ。
ところで今は世間でいうところのお盆休みなわけだが、社内には社員が結構
出勤をしていて、賑やかだ。
うちの場合、衣替えとなる6月から秋の深まり始める9月の末日の間に、
各自の責任とペースでもって夏休みを取ることにしている。
混雑が予想されるお盆は避けて、比較的閑散としている時期に休みを、と
考える社員が多いということだろう。
今井美樹さんの「mocha」というアルバムに、「TOKYO 8月 サングラス」という
曲がある。ちょうど真夏のお盆あたりをテーマとしたもので、閑散とした都会で過ごす
気持ちよさを歌ったものだ。
この曲の出された89年当時は、大多数の会社がお盆期間を中心に夏休みを取って
いて、変則的な夏休みというものをほとんど耳にしなかったように記憶をしている。
その分都会が普段と格段に違った閑散さを醸し出していて、
今以上に静けさが際立っていたように思う。
強気な太陽
かげろう燃えるアスファルト
誰かのしている
時計が日差しではねた
陽よけを降ろした店へ
紅茶を飲みにきた(Just High Noon)
8月のサングラス 街を
今日 モノクロにして見てる
サーフボード 積んだワゴン
スーツケースころがすカップル みんな
街を逃げ出せ
〜TOKYO 8月 サングラス〜
来年の入道雲もまた小学生時代の蝉取りを想起させるのだろうか