最近、就寝前に小説を読んでいて、ふとっ思ったことがありました。
読書の一番の効用って、もしかしたら、自分と静かに向き合う時間を提供してくれることなのではないだろうか。
闇雲に、情報をキャッチしよう、成長しよう、という段階がひと段落したことと、私が読書をする時の一番好きな環境、読書に必要な程度の灯りだけで、音を全てシャットアウトした就寝前のベッドな中、ということが影響をしているのかもしれませんが・・・。
他の媒体に触れている時には感じることのできない静寂さを与えてくれるような気がします。
特に小説がよいですね。
読書が大嫌いだった、小中学校時代。静かに読書ができる人に憧れていた高校時代。なんとか読書ができるようになった大学時代。自分が憧れる世界を表現している本を闇雲に読み漁っていた20代。貪欲に情報を吸収していた30代。
読書と静寂が結びつこうとは、想像もしていませんでした。
よく、雑誌などで書斎が特集されているのを目にします。
有名な小説家や音楽家、画家などが、ひとり多くの書籍に囲まれて、小さな灯りだけで過ごしている姿。
これまでは格好いいな、という視点だけで見つめていたのですが、そこにある静寂さが一冊の小説と向き合っている時以上であろうことを想像すると、多くの人が求める理由がよく理解できます。
一種の瞑想スポットなのかもしれません。
50代になったらまた新たな発見があるのかもしれませんが、今はひとまず、この静寂との戯れを楽しんでいたいと思います。