ある大手企業に勤める親友Aがタイでの転勤を終え、3年半ぶりに帰国をした。
先日久しぶりに、もうひとりの不惑の不良親友を交えて繁華街で酒を酌み交わしたのだが、Aの相変わらずのハイテンションさに、とてもつもない刺激とエネルギーを感じた。
なあ、聞いてくれよ、久しぶりに本社に戻ったら部長がこういうんよ(Aは関西人だ)、
「おいA、昔とは違うんだ、軽々しくアルバイトや派遣の女の子に声を掛けるなよ・・・。時代は変わったんだ」
Aは仕事をする上でのコミュニケーションや盛り上がりをとても大切にする性格で、この部長のトーンの低さというか、コンサバティブな発言に酒の力もあってか、発狂寸前であった(笑)。
別に部長が悪いわけや無いことはわかってるんよ、でもさあ、何だこの日本の盛り上がりの無さは!!
タイは熱いでー。
みんな上を目指してギラギラしとるわ。
一日も早く、タイへ戻りたいわ。
時間を巻戻すと、Aがタイへ旅立ったちょうどその後、ライブドア事件などをきっかけに企業のコンプライアンスが世間で重要視されるようになってきた。
その後コンプライアンスは段階的にその枠組をより厳格にして行き現在に至るのだが、段階的にそれらを取り入れてきた我々にとっては然程息苦しさを感じない現状も、Aにとっては息苦しさこの上ない状態なのかもしれない。
大袈裟に言えば、Aはまさに浦島太郎状態なのである。
現在弊社も小規模とはいえ、起業から企業へと変貌を遂げ、しっかりとしたルールの中で仕事をしている。
しかし、思い返してみれば創業の頃は、ルールなどあってなかったようなものだ。
もちろん人の道から外れるような行いは決してしなかったが、未知数のエネルギーだけで支えられていたように思う。
それが成長の原動力であったのは確かだ。
もちろん現在でもエネルギーは衰えていないと思うのだが、Aがタイから持ち帰ったエネルギーは、現在の私のエネルギーとはまた異質なもので、かなり刺々しく、創業期のエネルギーとどこか似通ったものを感じる。
このエネルギーの良し悪しは別として、やはり経済成長と会社の成長には、こういったどこか刺々しいエネルギーが絶対に欠かせないのだ。
さて、私の親友Aは今後この有り余るエネルギーの放出先をどこに求めるのであろうか?タイに戻るのか、コンプライアンスを多少無視した独自のやり方で、会社の出世に活かすのか?
非常に興味深い。
いずれにしろ、自分の近くにこういった類の浦島太郎がいるというのはとても貴重な
ことだ^^。