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山口鉄也投手

 私はいまある人物に注目をしています。それは、プロ野球読売巨人軍の山口鉄也投手です。山口投手はWBCの侍メンバーのひとりでもあったのですが、地味なワンポイントリリーフを主たる役目としていたため、多くの人に印象を残すことはありませんでした。雰囲気も際立ってタレント性があるわけでもないのでなお更です。
 そんな山口投手になぜ私が注目をしているのか?
 それは、山口投手の投球スタイルが好みだからだとか、生き様に共感をしているからだとか、野球以外のライフスタイルに興味があるからだとか、そういった私的な趣向に起因をしているからではありません。
 山口投手がこれまでに歩んできた道のりが、きっとある人たちには勇気を与えるだろうと思えるからです。
 つまりは職業柄、とても興味を湧き立てられる人物だからなのです。


 ここで少し山口投手の経歴に触れてみたいと思います。
 山口投手は横浜商高を卒業すると、ドラフトにかかることもなく、渡米をします。ちなみに高校時代は甲子園への出場をすることもありませんでした。
 渡米後もメジャーとは程遠いルーキーリーグといところで3シーズンを過ごします。その後、年齢的なことも考えて日本に帰国をするのですが、記念受験のつもりで受けた巨人軍の入団テストで育成枠選手として採用をされます。
 ちなみに育成枠選手とは支配下登録選手外の選手が入る枠になり、いわばプロとアマの丁度中間あたりにあるような枠で、とても厳しいポジションです。
 その後実力で1軍に上がり、昨年は11勝3敗という好成績で新人賞を獲得しました。
 そして、WBCの侍メンバーにも選出をされます。
 簡単にいいますと、アマでも二流ぐらいだった野球人が、数年後に一流のプロが集まる舞台にまで駆け上がってしまい、それも優勝メンバーのひとりになってしまったという経歴の持ち主なのです。
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 私は常に成功を科学できないものかと考えています。
 こんなことを考えるようになったのは現在の仕事をするようになってからなのですが、山口投手は私にとっては正に格好の素材なわけです(笑)。


 今後山口投手がどのような道を歩んでいくのかは全く予想がつきませんが、いつか縁ができたら実際にお会いし、お話もし、ぜひ講演をお願いしたいと思っています。


*写真 2009.3.16 日経新聞 夕刊より


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