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2011年10月 アーカイブ

2011年10月14日

社名の由来について 前編

1995年の暮れ、私は起業に向けて社名を考えていた。
事業内容は新聞広告代理業とスポーツマネジメント業である。
はじめてつける社名はなんだか子供に名をつけているような気分で、ただ単に業務内容に合わせてつける気にはなれなかった。
まだ、子供をつくった経験もないくせに。


からだを絞るように、また絞るように考え考えてまた考えて、その結果これまで自分が一番考えてきたことを社名にすることに決めた。
当時28歳。


この28年間のうちで、私が一番考えまた意識してきたことは、人であることが分かった。ヒトってなんだろう、なんで悩むんだ、俺もかなり悩んできた。不安もいっぱいあった。どうして悩み不安を持つんだ、人は、人ってどこからきたんだ、などなど。


なんだかゴーギャンのようでしょ。


それから候補選びに入る。
Person、Persons、Persona、ヒト、人。
Person、Persons、Personaはすでに使われていて、かついまひとつしっくりとこない。株式会社ヒト、株式会社人、はどうもな。
そこで、大学時代に第二外国語として選択をしていたフランス語に目を転じることにした。辞書を引いてみると「Personne」という単語に目が留まった。意味は人。


これだ!


Personneという文字の羅列(とくにnがふたつ重なるのがよし、coolだ)にも一目惚れし、これをペルソンと読ませることで社名とすることにした。

 中編につづく。


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2011年10月21日

社名の由来について 中編

社名に(PERSONNE)を使うことを決めてから、法人登記にあたって正式な名称を考えることになった。
この正式名称を考える段階になって、わたしは初めて業務内容と社名を照らし合わせる意識になれた。


あらためて当時の業務内容を紹介させて頂くと、新聞広告代理業とスポーツ選手のマネジメント業であった。
ただし、この登記をする段階では新聞広告のみでやっていこうと思っていて、スポーツ選手のマネジメントについては登記をし営業活動を始めたあと、ある親しい人からプロトライアスリートの山本光宏さんを紹介頂いたことがきっかけで始めることになる。
自分が真剣に考えて絞り出したPERSONNE=人というワードから、とてもイメージしやすい業務をやることになるとは、当時何か因縁深いものを感じざるを得なかった。
かつ、現業はまさに「人」のみにフォーカスした仕事に従事している。
PERSONNEとわたしは、不思議といえば、ほんとうに不思議な縁だ。


さて、正式名称であるが、ペルソンアンドペルソンエンターテイメント有限会社とすることにした。
ペルソンにアンドを付けてふたつ重ねたのは、さして深い意味はなく、なんとなく当時のわたしの価値観の中でcoolな感じがしたからであり、エンターテイメントに関しては広告業を表現するためであった。
この社名とは、それから2年ほど付き合うことになるのだが、営業を始めてすぐに長すぎたかな、という後悔の念によくかられた。
商売をする上で大切な黄金律のひとつに「単純化」というものがある。これからかなりはずれた社名であることは、いまでこそ一目見てわかるのだが、当時はとにかく商売人としてはずぶの素人であったため、まったく意識できなかった。
この社名は、周りの人からなかなか記憶してもらえなかったし、電話で名乗るときは本当に面倒臭かった。
この社名に関しては、商売をする上でよく悩んでいた。


後編につづく。


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2011年10月28日

社名の由来について 後編

会社設立から2年後、組織変更のタイミングに会社名を現在のシンプルな株式会社ペルソンに改めることにした。


とても単純なことだが、社名や商品はできるだけ分かりやすい方がいい。なぜかというと受けてに対して、その方がリーチしやすいからだ。
受診者側は、自分本位に商品や社名を複雑にし受け手にリーチさせようとすることがあるが、受け手にとってこれほど苦痛なことはない。
この考え方ができるようになってから、あきらかに私は経営者としてひとつ上のステージにあがれたと思う。


さて、株式会社ペルソンに社名変更してから、しばらくは新聞広告代理業とスポーツマネジメント業を本業とするのだが、2000年に現在の講演依頼.comに大きく事業を転換することになる。
このビジネスモデルを思いついた時、自分の体に稲妻のようなものが走ったことを今でもよく記憶している。
これはいける。これは自分がこれから全身全霊をかけて取り組んでいくビジネスだ。
この思いと共に、以降講演依頼.comは順調に成長をすることになるのだが、いつしか株式会社ペルソンという社名よりも講演依頼.comというサイト名の方が認知度が高まっていくことになる。
それと共に、何度も会社名も株式会社講演依頼.comに変えようと思った。しかし、その度に、「PERSONNE」という社名に決めた時の強い思いを思い出し、変更することをとどまった。
今では全く変更をする気もないし、これからもPERSONNEという社名を愛し、生涯共に歩んでいこうと思っている。


このように、現業とPERSONNEという社名は、計画的にリンクをさせたわけではなく、偶然のなりゆきでお互いが想起しやすい関係となっている。
もしかするとこれは偶然ではなく必然なのかもしれない。
必然であるとするならば、私はこれからも「人」についてさらに深堀りを続け、自身の利益のためだけでなく社会のことも意識しながら、経営に取り組んでいかなければいけないような気がする。


2011年10月28日 筆
2021年 8月16日 一部修正


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