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社名の由来について 後編

会社設立から2年後、組織変更のタイミングに会社名を現在のシンプルな株式会社ペルソンに改めることにした。


とても単純なことだが、社名や商品はできるだけ分かりやすい方がいい。なぜかというと受けてに対して、その方がリーチしやすいからだ。
受診者側は、自分本位に商品や社名を複雑にし受け手にリーチさせようとすることがあるが、受け手にとってこれほど苦痛なことはない。
この考え方ができるようになってから、あきらかに私は経営者としてひとつ上のステージにあがれたと思う。


さて、株式会社ペルソンに社名変更してから、しばらくは新聞広告代理業とスポーツマネジメント業を本業とするのだが、2000年に現在の講演依頼.comに大きく事業を転換することになる。
このビジネスモデルを思いついた時、自分の体に稲妻のようなものが走ったことを今でもよく記憶している。
これはいける。これは自分がこれから全身全霊をかけて取り組んでいくビジネスだ。
この思いと共に、以降講演依頼.comは順調に成長をすることになるのだが、いつしか株式会社ペルソンという社名よりも講演依頼.comというサイト名の方が認知度が高まっていくことになる。
それと共に、何度も会社名も株式会社講演依頼.comに変えようと思った。しかし、その度に、「PERSONNE」という社名に決めた時の強い思いを思い出し、変更することをとどまった。
今では全く変更をする気もないし、これからもPERSONNEという社名を愛し、生涯共に歩んでいこうと思っている。


このように、現業とPERSONNEという社名は、計画的にリンクをさせたわけではなく、偶然のなりゆきでお互いが想起しやすい関係となっている。
もしかするとこれは偶然ではなく必然なのかもしれない。
必然であるとするならば、私はこれからも「人」についてさらに深堀りを続け、自身の利益のためだけでなく社会のことも意識しながら、経営に取り組んでいかなければいけないような気がする。


2011年10月28日 筆
2021年 8月16日 一部修正


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